保育士として実践してきた絵本の選び方と読み聞かせのポイント|本に興味を持ってもらおう

私は保育士として5年半務めてきましたが、保育の中でも絵本の読み聞かせには力を入れて頑張ってきました!

 

この記事では、保育士現役の時にポイントにしていた絵本の選び方や、読み聞かせのポイントについて、経験をもとに書き残しておきたいと思います。

 

※読み聞かせには諸説あるので、あくまでも、私の経験をもとに私が取り組んできたことを書きます※

 

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保育士として取り組んできた「絵本の読み聞かせ」について

乳児におすすめの仕掛け絵本

 

私自身、幼稚園時代は絵本が好きではありませんでした。

 

母は、年子3人の子育てに忙しかったし、幼稚園の先生は、字が読める=自分で読めることばかり褒めてくれました。

 

私の幼稚園時代の先生は、保育の中で、絵本をどのような位置づけにしていたのかな?

 

座って話を聞く練習?活動と活動の間繋ぎ…?

 

私は、絵本の時間を単なる間繋ぎにしたくない。いい方は悪いですが、どうせ読むならきちんと意図を持って読んであげたいって思っています。

 

そして、私が一番重要にしていることは、

 

読んでもらう側(聴き手)の受け止め方は自由でいいんだよ。

 

ということ。

 

読み手としては意図を持ちたいですが、聴き手にそれを強要してはダメだと思っています。私自身がそうでした。

 

自分が年長さん(5歳児)のときの先生には、絵のない本ばかりを読んでもらった記憶しかないかな。

 

しかも、絵本については幼稚園ならではの決まりがありました。

 

◆図書室に毎週連れていかれて、絶対に本を借りて持ち帰らなければならない

 

◆借りた本を「読んだよ」って先生に報告すると褒めてもらえる

 

◆本を早く返さないと外でたくさん遊べない…

 

こんな決まりの中で運用された絵本は、

 

私の中で、「道具」と化していきました。

 

親や先生に褒めてもらうための道具。

 

早く外で遊ぶために、ぱっと流し読みして、早く返却したいモノ。

 

そして、幼稚園の先生たちにとっては、「絵本は親が家で読んでやるもの」「興味のある子が自分で読むもの」だったのではないかと、想像しています。

 

 

そんなふうにしか絵本と関わらなかった私は、

 

保育士になるまで 「はらぺこあおむし」 くらいしか絵本や童話を知りませんでした。

 

そもそも、当時の先生たちには、絵本を楽しんでもらおうという意図がほとんどなかったために、私にもさっぱり、絵本の良さが伝わってきませんでしたね。(ずばり)

 

ある意味ちゃんと幼稚園の先生の意図通りにはなってる私。親は読んでくれなかったし、自分も興味なかったから、本、苦手になっちゃったよね(笑)

 

その後の人生の中でも、私にとっての絵本(本)の位置づけは、読むものではなく読まされるものです。

 

だから小学生になったときの私といえば、

 

音読の宿題は大好き(褒めてもらえる)

 

でも、

 

読書は苦手な子どもでした。(自分で読んでも誰も褒めてくれない)

 

※私は、私の先生と同じ職に就いて、いかに保育が大変な仕事で、やらねばならぬことが山のようにあるということを、きちんとわかっています。幼稚園の先生が、私のことを本嫌いにしようなんて思ってもいなかったことだって、ちゃんとわかっています。

 

私みたいに絵本に興味のない子には、どうしてあげればいい?

 

年齢に関係なく楽しめる絵本(内容も濃い!)

 

自分の経験を経て、子どもたちに絵本を読み聞かせるときに大事だと思ったことが、この2つです。

 

読み手は少しの意図を持って、本を選んだり読んだりすること。
聴き手の受け止め方は自由でいい。

 

意図を持った絵本の選び方とは?

 

実際に保育士になってみて、絵本を通して伝える という手法を知りました。

 

例えば、生活習慣が身に付き始める年齢(1歳~)で、トイレや着替え、歯磨きの絵本を読んだり、

 

友達や家族など人間関係が複雑になる年齢(2歳~)には、おもいやりとかやさしさを題材にした絵本を読んであげる、ということです。

 

保育士目線でいると、つい、伝える(=教える)観点で絵本を選びがちになります(苦笑)

 

もちろん、これも大事な「意図」です

 

このような観点で絵本を選ぶのも良いと思うし、私もそうやって選ぶこともあります。

 

でも、そればかりだと、絵本の本当の良さが引き出せないなと感じませんか?

 

私が保育園のお母さん(保護者)の立場になって、園でお伝えしていたことがあるんです。

 

それは、

 

絵本を選ぶときは、お母さん(読んであげる人)自身の好きな本を選んでみてください。

 

これも、立派な「意図」になるんですよ。

 

絵が好き、ストーリーが好き、キャラクターが好き…なんでもいいですお母さんやおうちの人が好きなものには、子どもも興味を持ちやすいです。

 

よくお母さん(保護者)が気にしがちな、”年齢に相応しいものはどれか”という問題も、この観点での絵本選びでは、さほど重要ではないです。

 

もちろん、5歳児に村上春樹とかの小説は難しいと思いますけど笑。

 

お母さんやおうちの人が好きなものに興味を持つ一緒に楽しむ(共感する)絵本を読むことで心と心を通わせコミュニケーションをとる ということが、立派な意図となります。

 

子どもはどんな風に絵本を楽しむの?

 

自身が幼い時は、誰も私に絵本を読んでくれなかったために、私自身、絵本の楽しみ方というのが良くわかっていませんでした。

 

実践してみてわかったことは、子どもたちは「読み手の表情や仕草をよく見ている」ということです。

 

お話の内容や、絵の好みはもちろんですが、子どもたちは、それを読んでくれる大人のことを、よ~く見ています。

 

ある日の2歳児保育中、先輩保育士がつい癖で、ページをめくるのに指を舌でペロッとなめてしまいました。絵本が終わって、子どもたちと先輩が絵本のことでやりとりをしていると、ある子が突然「先生は何でいつもこうやってやるの?」と指を舐めて見せたんですよ。

 

だからこそ、読み手は自分の好きな本を、「この本が好きだ」という気持ちを持って読んであげるのが大事なんです。

 

日々、大人が楽しそうに絵本を読む様子を見ていく中で、「もっと読んでほしい」 「こういうのを読んでほしい」 「自分でも読んでみたい」という興味や意欲がわいてくるのだと私は思っています。

 

聴き手の受け止め方を、制限しないように気を付けていたこと

 

私もついやってしまうのですが、絵本を読んだ後に「どんなお話だった?」「面白かった?」と、相手に聞いてしまいますが、これはしないように心がけてきました。

 

私のように先生に褒められたい系の子どもは、必ず模範解答を答えます。聞かれると分かっていたら、話を楽しむのではなく、話を覚える作業を始めてしまいます。

 

もちろん、話を聞き、内容をきちんと理解しているかどうかを知る目安にはなりますし、

 

年齢が上がれば、子どもに本を紹介してもらう(=あらすじを話してもらう)などの活動も良いと思います。

 

でも、あくまでも、絵本は「自分の中で楽しむもの」というのが根底にあることを忘れないように心がけています。

 

ですので、私は本を読み終わった後は、子どもたちが自分から発する言葉に耳を傾け、「そうだったね」「そうだったんだね」「そんな風に思ったんだね」と、思いに寄り添うことを大事にしていました。

 

私から子どもたちに投げかけをするのは、

 

投げかけたいこと(テーマ)がある時に、そのテーマに合った絵本を選んで、"こんなこと聞いてみよう"とあらかじめある程度決めて読み聞かせる

 

と言ったふうな 意図を持った時だけにしていました。

 

これこそが、意図を持って絵本を選定することの大切さに繋がっています。

 

わかりやすくいうと、みんなであーだこーだとガヤガヤ楽しみたいときと、話をじっくり聞いてストーリーに浸りたいときとでは、選ぶ本が違うでしょ?ということです。

 

★自分からは言葉を発さない年齢の子どもたちに関しては、絵本が持つ意味も変わってきます。0歳児~1歳児クラスの子どもたちには「〇〇がでてきたね」「〇〇して凄かったね~」など、読み手側から言葉をたくさん掛けてあげ、コミュニケーションを深めたり、”言葉”そのものを知らせることを重視することも多いです。

 

以上「保育士として実践してきた絵本の選び方と読み聞かせのポイント|本に興味を持ってもらおう」の記事でした♪

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